新年のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、平素より一般社団法人長崎県損害保険代理業協会の活動に深いご理解と多大なるご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
「代理店の経営と募集人の生活を守る」
2025年の新春を迎え、私たちは改めて業界の信頼回復と持続的な発展に向けて、力を合わせて取り組む必要があります。昨年2024年は、2023年に表面化した「ビッグモーター不正請求問題」や「保険料調整行為問題」に対し、業界全体で対策を検討する重要な一年となりました。
金融審議会の「損害保険業等に関する制度等ワーキンググループ」や「代理店業務品質評価に関する第三者検討会」が実施され、信頼回復に向けた具体的な方向性が示されました。これらの取り組みは高く評価されるべきものですが、今年はそれを実行に移し、実際の変革へと結びつけることが求められています。
私たちも保険会社とともに積極的に協力し、業界全体の健全な発展に全力で取り組んでまいります。しかし、公正で公平な競争を担保するためにも、保険会社の動向を注視し続ける必要があります。不正な行為が二度と起こらないよう、透明性のある業務運営を推進していくことが不可欠です。
「会員の皆様の声を業界に届ける」
私たち代理店は、お客様との密接な関係を築き、地域社会に根ざした存在です。だからこそ、現場の声をしっかりと上げていただき、それを業界全体に伝えていく責任があります。皆様一人ひとりの声が集まり、大きな力となって業界を前進させる原動力となります。
これからの時代、デジタル化や経済環境の変化により、私たちを取り巻く状況はますます複雑化していくでしょう。しかし、「代理店の経営と募集人の生活を守る」ためには、お客様の信頼に応える高品質なサービスの提供と、倫理観に基づく誠実な業務遂行が何よりも重要です。
「未来への挑戦」
新たな課題が生じる中で、変化を恐れずに挑戦し続けることが、私たちの持続的な成長につながります。最新の情報を積極的に取り入れ、自己研鑽を怠らず、業界の発展に寄与していきましょう。
最後に、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本年もともに力を合わせて、明るい未来を築いてまいりましょう。
一般社団法人長崎県損害保険代理業協会 会長 麓 浩二